2012年6月16日土曜日

6月13日 スタジオ第8回 その2

「その1」の続きです!
引き続き論文輪読についてですが…
今回、南米でよく飲まれている「マテ茶」を紹介したいと思います(≧ω≦*)

マテ茶って何?と思われた方も
TVCMでおなじみの「太陽のマテ茶」は耳にしたことがあるのではないでしょうか?


こんな感じです!
ここからは

~~藤掛先生によるマテ茶のおいしい淹れ方・飲み方講座~~

①グァンパという容器(アロマのようないい香りがします♡)を傾けて
茶葉を斜めにいれる

②ひたる位のお湯(または水)をいれる

③ボンビージャと呼ばれる専用のストロー(写真の銀色のもの)で
かき混ぜずにそのまま吸う
※かき混ぜると苦くなるので、薄くなったときだけ

④ズズーと音を立てて飲み終わったら、セルビドール/セルビドーラ(男性/女性)に
水を入れてもらう

黙って他の人に渡す
※グラシアス(ありがとう)と言うとまずいということになる><

*この様子はYoutubeにもUPしたので
HPからご覧ください♪

なんでも南米では、マテ茶はアミーゴ(友達)を作るためのコミュニケーションツールであって
これを回し飲みしながら、会話を楽しむんだそうです!
素敵ですね\(^o^)/


というわけで全員で回し飲み!

「これ好き!!」
「ちょっと・・・」
箸の味がする」←みんな納得w

などなど、いろんな感想が飛び交いました(笑)

さてさて場が和んだところで再び論文輪読に移りたいと思います!


④「福島原発事故による被害構造」

主旨
原発事故による被害の構造を、避難対象地域などの類型をもとに
考察する

まず原発事故によって
各々が自然環境・経済・文化(社会や政治)のうち
どれかを選ばなければならない状況に陥りました。
選ぶものが違えば、人々は別々に暮らさなければなりません。

避難地域も指定され、地域社会は崩壊の危機を迎えています。

海岸線のある地域では、放射能汚染だけでなく
津波の被害も甚大です。
避難は早かったものの、何度も避難をせざるを得なかった人々が多かったそうです。

内陸部の地域は、津波の被害がなかったため
避難が遅くなってしまいました。
その原因としては
・国の対応の遅さ、
経済基盤を維持したい立場と人々の健康を守りたい立場の間での葛藤
などが指摘されました。

これらは現在進行形の出来事であるため
今後も調査をしていく必要があります。


⑤「Project for Improvement of School Management」

パラグアイでは、教育改革戦略として
「パラグアイ2000」(9年間の義務教育を100%に)を掲げていますが
現状は学習達成度は低く、多くが留年・中退してしまいます。
子ども=労働力、親の無理解、不適切な教育などが原因とされています。

そこで立ち上がったのが
対象地域の基礎教育校において学校運営・管理の改善を目指す
JICAのプロジェクト。(2006~2009)

これは私たちが以前行ったPCMの手法を取り入れたプロジェクトです!
(PCMについては5月23日の記事参照)

プロジェクトの評価は、以前の論文でもあった
妥当性・有効性・効率性・インパクト・自立発展性
の面から評価されました。

プロジェクトから得られた問題点と教訓としては

問題点
・校長に指導しても、すぐに退職してしまう→教育のやり直し
・保護者の理解が得られにくい

教訓
・資質の高い専任カウンターパート(現地で受け入れる場所)の配置による効果
・資金提供を伴わない学校運営の改善協力の有効性

など。


今回は論文輪読がメインで
多くのことを学んだTHE☆学(座学w)の一日となりました♪
来週も引き続き論文輪読をする予定です\(^o^)/

HPも随時更新していくので
そちらもご覧くださいー!!

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