2013年12月31日火曜日

12月2日、9日、16日 スタジオ第7~9回

12月もまとめて紹介します!

3年生は就活が解禁して徐々に忙しくなってきました。
合間を縫って『援助と社会関係資本 ―ソーシャルキャピタル論の可能性―』の
輪読を続けました^^

大きな出来事としては、16日に2年生との話し合がありました。


2年生から「この先どう支援したいのかわからない」「なんのためにイベントをしているのか」
「スタジオの形態はどうする?」という疑問が出ました。

現3年生からはじまったスタジオ。何もかも手探りで、
先生に導かれながらやってきたところも多々ありました。
そして2年生が入ってきたとき、自分たちのやってることにそのまま
乗ってもらうような形になってしまいました。
2年生はそれぞれやりたいことがあるはずなのに
どこか巻き込んでいたような・・・。

話し合いをして、「教育面の支援は引き継いでほしい」という3年生の思いを伝えました。
これは現地に行った経験も踏まえての結論です。
これからは1年生、2年生が学びたいこと、やりたいことをやれるような
環境にしていきたいですね^^

さて今年のスタジオも終わりです。
多くの方々に大変お世話になりました!
来年も是非よろしくお願いします(*^_^*)

12月3日 カテウラ・ワークショップ

11月の下旬、パラグアイからとあるオーケストラが来日しました。
カテウラ・リサイクル・オーケストラです!




カテウラ地区 写真:藤掛洋子


パラグアイ・カテウラは貧困地域。各地からごみが集められてきます。
チャベスさんという指導者のもと、そのごみ山から集めた物で
バイオリンやフルートなどの楽器を製作し、
10,20代の男女15名弱が世界各地で演奏しています。
ごみなんかで楽器が作れるのか?作れるんです。
彼らはその楽器を演奏をしながら、音楽で聴衆に大事なことを訴えかけます。
当たり前のようにごみを捨ててしまう私たちに向かって。




もしかしたらアンビ〇ーバボー等の番組をご覧になった方もいるかもしれませんね!
新聞にも取り上げられました。
是非この動画もご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=fXynrsrTKbI


そんな彼らとワークショップをする機会をいただきました!
今回は中川先生の音響スタジオとコラボしての楽器製作です!

当日、バスでやってきた彼らを研究棟でお出迎え。
場所を移動し、日本の着物体験も!
慣れない服装に戸惑いながらも楽しそうな彼ら。
横国のモニュメントの前で記念撮影もしました!


YNUモニュメント前にて 写真:藤掛洋子研究室



歓迎セレモニーでは、「ふるさと」の合唱でお出迎え。
藤掛先生がスペイン語で歓迎の言葉を述べられました^^
またこのセレモニーには、パラグアイに関わる多くの方々がいらっしゃいました。
皆様お忙しい中来てくださり、ありがとうございました!

そしてスタジオメンバー組んでメインである楽器製作を開始!
今回は太鼓とカスタネットを製作しました。
太鼓はなんと鉢植えとビニールシートで作れるんです!
こんな感じで・・・

カスタネットは木の板を削って穴をあけて作りました!
こんなきれいにはいきませんでしたが

通訳を介しながら各班奮闘!!
中には楽器に全員の名前を入れる班も^^

楽器制作中の楽団員と本学学生とパラグアイハープ奏者・エンリケさん 写真:藤掛洋子研究室


そして出来上がったこれらといろんな楽器を使って
炭坑節とパラグアイの歌Million de Amigosを演奏!
炭坑節では中川スタジオと一緒に
リコーダー、ギター、サックスで演奏しながら踊りを披露。
カテウラの方々に加わってもらいました\(^o^)/
Million de Amigosも大合唱になりました^^
そして最後はアリサさんとエンリケさんによる美しいハープ演奏で締めくくり。
今回はスタジオの1年生も参加して、楽しく国際交流できたとのことでした^^
カテウラの方々も日本のことを今まで以上に身近に感じてもらえていたらいいなと思います。
私たちもまた一段とパラグアイに対する理解が深まり、
普段の何気ない行いも見直さなければと考えさせられました。

代表の二人も、本当にお疲れ様でした!!


集合写真 写真:ミタイ基金森田望

11月11日、18日、25日 スタジオ第4~6回

11月分と12月分はまとめて紹介します!

3年生就活組は11月から徐々に準備が始まり、
セミナーに参加する人もちらほら。
筆者も参加が難しくなってきました><

そんな中ですが、論文輪読が始まりました。
課題図書は
『援助と社会関係資本 — ソーシャルキャピタル論の可能性—』
佐藤 寛,日本貿易振興会アジア経済研究所 (2002)

この本に決まった理由は、
パラグアイ渡航組がコミュニティ支援について学びたと考えたからです。

議題となっている社会関係資本(ソーシャルキャピタル)とは・・・
「ネットワーク」「信頼」「規範」などを資本と考えることにより、
それが社会で形成、蓄積されると捉える概念です。
まさにコミュニティがこれに当たります。(日本でいうところの自治会。)
「個人に協調行動を起こさせる社会の構造や制度」(コールマン)だと言われています。

この「資本」という画期的な概念によって、社会学者、人類学者と経済学者の間に
これまでになかった共通の議論の場が形成されるようになりました。

90年代後半から始まった社会関係資本を巡る議論は、
以下のような流れで進んできました。
J・コールマン、R・パットナム、F・フクヤマが基礎となる議論を展開

世界銀行が途上国開発における重要性を唱え、実用化を目指すように

批判や、定義の曖昧さゆえに混乱が起こる

批判や混乱を超えるアプローチの登場

現在は最後の段階にあたります。
会関係資本をいかに支援に利用するかを探求していきます。

11月2日~4日 常盤祭

横国秋の恒例行事・常盤祭に出店しました^^
今年は他の国際協力系団体(コンゴジャスティスTable for TwoStudy for Two)と
合同出店。
スタジオでは民芸品エンパナーダ&マテ茶を販売しました!



エンパナーダはパラグアイの餃子のような食べ物。
今回は餃子の皮を使って再現しました♪

民芸品は数が増えて
フィリピンやらベトナムやら
メンバーの行った地域のものも集まりました^^

売れ行きは上々でしたが、
学校建設という目標が揺らいでしまったため、
(※現地を実際に訪れ、学校建設というハード面の支援よりも
ソフト面の支援が重要だと感じたため)
何のために出店しているのか、いまいち釈然としなかったのが反省です。

10月28日 スタジオ第3回

更新がかなり遅れてしまいました(T_T)すみません。
藤掛スタジオ、しっかり活動しておりました。

さて、この日には藤掛先生の報告書の書き方講座がありました!
パラグアイやその他の地域でそれぞれフィールドワーク等をしてきたメンバー。
それを報告書という形として残すことになります。

1.聞き取り調査
2.データをテキスト化する
3.一次報告書を作成する

という手順です。
2の文字おこしが時間がかかって大変な作業!
またこの段階で関係者に許可を取る必要があります(Ex。写真を使ってもよいか)。

完成は来年になると思います。
こういった形でみなさまに成果を報告する機会があるのは
本当にありがたいことです^^

2013年10月27日日曜日

10月21日 パラグアイ渡航報告会

ついにパラグアイ渡航メンバーからの報告会が行われました!
詳しい様子は以下のリンクからお願いいたします^^
(先生が久しぶりに記事を書かれたものなので是非!)

http://blogs.yahoo.co.jp/gad_fujikake/32285753.html

多くの方のお力添えがあって成り立った渡航だったのだなと実感。
協力してくださった方々に感謝です。本当にありがとうございました!

またメンバーの苦労、衝撃が伝わるプレゼンでした。
我々が目標としていた小学校の建設が
ゴールではないし、必要ではないかもしれない。
むしろソフト面の支援が必要であるということ。

現地の人々は、思い描いていたのと異なって
豊かに」暮らしていたという事実。

質疑応答ではそんなプレゼンを終えたメンバーに
渡航前と後ではどのように心境が変わったか?などと
問われる場面がありました。


その後の懇親会では渡航の映像が流され、
熱気、苦労、そして達成感が伝わってくるようでした。
渡航、報告会を終えたみんな、お疲れ様でした!!!

10月15日 スタジオ第2回

こんにちは\(^o^)/
今回はパラグアイ以外の渡航報告会が行われました!
地域はマレーシア、ケニア、フィリピン、インド、タイ・ベトナム。

まずはマレーシアの協力隊育成事業の参加者のプレゼン。
この事業では、地域協力に知見のある人材を育てようとしており、
参加者はマレーシア各地を回り、
アクションプランという、支援計画の案を作成したそうです。

印象的だったのが、「GlobalとLocalが直結しない」ということでした。
それは世界問題を、地域では解決できないということ。
たとえば環境問題が世界で騒がれていても、
地域の力だけではどうしようもないのが現状ということでした。

また、現地で動物やそれを取り巻く環境を見ることで、
動物と人間の関係とは何なのか?
協力・支援するためには
人間以外を含めた利害関係者(物)を想定する重要性がある、と気づいたそうです。


次にケニアの報告。
NICEという日本のNGOのプログラムに参加。
現地では小学校に赴き、実際にトイレづくりなどの土木作業したそう。
また動物で有名なケニア。
実際にアニマルウォッチングもしたとのことでした。


フィリピンの報告。
LOOBというNGOのプログラムに参加し、
英語研修と同時にイロイロ市にてフィールドワークを行いました。
女性のエンパワーメントとは何か、またそのための支援とは何かを探るため、
自ら見つけた通訳者を通して女性たちにインタビューを行ったそうです。

インタビューを行っていると、通訳を介したことで
自分の思うとおりに聞きたいことを聞けなかったということがあったそう。


次にインドの報告。
マザーベイビースクールという日本のNPOの運営する学校に
ボランティアとして参加し、
初等教育の現状を見て来たそう。

ある程度は資金がなければ学校は運営できないし、
教育の質も保障することができない。
それだけではなく、教師などのスタッフの士気が高いほど
質も向上するということでした。


最後にタイ・ベトナムの報告では
珍しい観光地?を紹介してくれました。
有名な観光地を回るだけではなく、
自分なりに様々な土地を巡る旅ができたら素敵ですね^^

10月7日 スタジオ第1回

お久しぶりです!
久しぶりの更新になってしまいました><

長い夏休みを終えて、パラグアイ班も無事渡航を終えることができました。
それも日頃より応援してくださる皆様のおかげです。
本当にありがとうございますm(__)m

さて、秋学期のスタジオ(ゼミ)が始まりました。
輪読、パラグアイフェスティバル、常盤祭、無印コンサート受け入れなど
今後の予定を決め、
次週パラグアイ以外の国に渡航したメンバーの報告会を行うことも決定しました。

そして今回から新1年生も加わりました!
ますます大所帯になってスタジオも心機一転です^^
今学期も藤掛スタジオをよろしくお願いします!

2013年7月23日火曜日

7月22日 スタジオ第11回

こんにちは!
スタジオメンバーは
夏休みを前に、テストやレポートに追われる生活を
送っております\(^o^)/

さて今回は、話し合い後に
先生による調査手法についてとラテンアメリカに関する講義がありました!


調査手法についての講義では
①ハーバード・フレームワーク
②モーザ・フレームワーク
③社会関係フレームワーク
について学びました。

①のハーバード・フレームワークを使うと
たとえば、女性と男性のアクセスとコントロールの関係を見出すことができます。
それはきゅうりの農家さんがいるとして
旦那さんも奥さんもきゅうりを栽培している(アクセスしている)けれど、
販売に関わっている(コンロトール)のは旦那さんだけ、
という関係です。

②のモーザ・フレームワークでは
「従属的な地位からの女性の解放、および平等・公正・エンパワーメントの達成」
を目標にしています。
たとえば東日本大震災の際に
女性はコミュニティの管理(炊き出しなど)に回っていたが、
男性はコミュニティの政治(運営など)をしていたという構造を
対立させて導きます。

③の社会関係フレームワークでは
社会の構造がどうなっているか、
家族が集まるとコミュニティができ、
その上には市場、さらには国家、
それをまとめる国連や国家間の取り決めなどがある、
そういった構造を整理します

そんな調査に役立つ三つの手法について学びでした\(^o^)/

ラテンアメリカに関する講義
理系の先生との授業での対談のためのものでもあったそうで、
先進国の支配(パラグアイはスペイン)の時代から、
様々な経済を立て直す改革の失敗を経て
構造調整政策に踏み切り
グローバル化で格差が広がった現代まで話は辿り着きました。
そんな現代において、
グローバル化に抵抗するような方法、
たとえば貧困層が利用できるようなバス交通を普及させるといった
方法が提案できないだろうか。
というものでした!!

短時間で終わってしまいましたが、
先生が実際にどんな講義を理系の先生としたのかが気になるところです(*^_^*)

2013年7月10日水曜日

7月10日 スタジオ第10回

今回は報告やお知らせが盛りだくさんのスタジオでした!

先日、先生とスタジオメンバーで
パラグアイ大使館に訪問させていただいたのですが、
いい収穫が得られたようです!
またパラグアイ渡航に一歩近づいたようです!


他には秋の学園祭、常盤祭のテント出店の計画や
今後の予定、期末レポートのことなどを話し、
パラグアイ渡航班は準備へと。
スタジオの今後の展開がまた楽しみになりました\(^o^)/

2013年7月4日木曜日

7月1日 スタジオ第9回

こんにちは(*^_^*)
今日も盛りだくさんのスタジオ内容です。

・渡航報告会
・吉野さんのお話
・予防接種講座
・お知らせ

まず渡航報告会では
パラグアイ・メルセデス地区、東日本大震災支援、インド、
BOPビジネス、フィリピン、パラグアイ・ラパス(日系居住区)の班が発表。


メルセデス班は、まず情報が乏しいので、
世帯調査や実態調査を行って
現在の状況を知り、今後の研究につなげることを目標としました。
たとえば住民の一日に同行させてもらい、
生活を知る、ということをするそうです!

東日本のプレゼンでは、国際協力を学ぶ中で、
なぜ今、海外を支援するのかという疑問、
国際協力に対する批判、
しかし国際協力の経験者が現場で活躍していた事実、
そういったことを受け、テーマを
「東日本大震災における国際協力団体の関わりとその支援における共通性」
にしたそうです!
どのような経験が活かされたのか、問題点はなにか、共通点はなにか、
そういったものを調査していきます。

インドのプレゼンでは、
初等学校の私立/政府立の違いによって教育格差が生まれているということを受け
南部州の一都市ではどのような格差が生まれているのかを調査していきます。

BOPビジネスのプレゼンでは、
企業にとっては、新しい市場が開拓でき、
途上国にとっては、貧困問題の解決につながり、
どちらも得をするという考え方がありますが
現実では途上国の人々が不利になることも。
そういった負の面を文献調査などから見出すことを目的としています。

フィリピンでは、
ゴミ山から得たゴミを売って生計を立てる人々がいるのですが、
そんな女性たちがゴミ拾いに代わる収入を得られるようにする
女性エンパワーメント事業に関する研究をしようとしています。

ラパス(日系居住区)では
1935年から日本人の入植がはじまりました。
それから50~60年が経った現在、日系人は、世代によって
労働活動をしている場所や日本に対する意識というのを
どのように変化させてきたのかを探りたいと言っていました。


さて次に、青年海外協力隊の家政隊員として
先月6月までパラグアイで活動していらした吉野さんをお招きして
先ほどプレゼンでも扱った「ラパス居住区」に関するお話をうかがいました(*^_^*)

吉野さんが行った活動は「Proyecto Poepy活動」といって
住民の方々の生活向上や、社会支援をするプロジェクトだそう。


着任当初はまったく情報がなく、まず情報収集というとこからスタート。
そして野菜を摂る習慣がないので、健康面の問題を改善する必要があると気づき
調理講習会を行いました。

ここではまず野菜の種を配っておき、出来上がったころに作った野菜の
調理法を指導するというものでした。

さまざまな失敗を経て、最後には多くの参加者が楽しんで講習会に参加し、
家庭でレシピを実践してくれるということもあったそうです^^
たとえば茄子のはさみ揚げは人気だったとか!

吉野さんの後任が決まっていない、
参加してくれた婦人会のモチベーションが維持できるか等
さまざまな問題を抱えていますが、こうして無事任期を終えたということです!

お忙しい中、貴重なお話をしてくださってありがとうございました\(^o^)/


最後に院生から
渡航の前に予防接種講座が!

私たちが渡航する時期のパラグアイでは
黄熱病、狂犬病、A型肝炎、破傷風などが心配されるそう!
そして想像以上に予防接種代が高くて、メンバーからはどよめきが・・・(笑)
しかしかかってからでは遅い!ということで予防接種してきます><
注意すべき病気ばかりです!

2013年6月29日土曜日

6月24日 スタジオ第8回

こんにちは\(^o^)/

今回は以下のようなことをしました。
・ゲストスピーカーの方のプレゼン
・人文祭話し合い
・渡航報告会
・パラグアイ渡航班の集まり

さて、今回スペシャルゲストとして
JICAタンザニア事務所の木全さが来てくださいました!



プレゼンは「タンザニアにおけるコミュニティ開発とODA」について。

ところでタンザニアはどんな国なのでしょうか?!

図のオレンジの部分です。
面積は94.5万平方キロメートル
人口は4,622万人(2011年:世銀)
これを言い換えると・・・
「日本の2.5倍の広さの土地に、日本の三分の一の人口が住んでいる」
ということになるのだそう!

そんなタンザニアでは教育、農業普及、保険・医療などの分権化がなされましたが、
地方ではスタッフ数が足りていません。
また95%ちかくが中央からの交付金で賄われており
分権化といえど、どうしても中央に依存しているといえます。

そこで活躍しているのがコミュニティです。
コミュニティのような小さな単位により、地方の声を拾うことができると考えられます。
たとえば木全さまが携わっているO&OD計画では
それぞれの地方・村の声をファシリテーターが間に入って聞き、
そこで得られた本当に必要なことを中央に伝えるということをしています。

しかし課題もあり、
中央の予算とどう結びつけるか、どうファシリテーターを育成していくかなど
課題はあります。

そういった事情を知っているからこそできる濃いお話をしてくださいました。
お忙しいのに、本当にありがとうございました!!


さて、渡航報告会ではパラグアイ渡航班とザンビア班の発表がありました!


ザンビア班はジンバブエとの国境のチルンド地区で始まったOSBPシステムについて発表。
OSBPはワンストップ・ボーダーポストの略で、
それまで二か国が別々に行っていた税関手続き、検疫、出入国審査を
両国が共同で実施し、一度に済ませる仕組みです。

パラグアイ班の中ではサントドミンゴ村、ウブウテエ村、キヌア班が発表。
現在の状況やぜひ聞いてみたいこと等の報告がありました。

まずサントドミンゴには、すでに1校建っているので
2校目がどのような意味を持つのか気になるところです。

ウブウテエでは近いうちに
ミタイ基金の援助による学校建設が始まろうとしているので
私たちが行ったときには新校舎に関してインタビューできるかと思います!

キヌアは村の名前ではなく、穀物の名前です!

ファイル:Chenopodium quinoa0.jpg

アンデス地域原産の穀物で、優れた栄養バランスと環境適応能力をもっています。
欧米ではオーガニックフードとして注目を集めているんだとか。
この植物を栽培することで、パラグアイの人々の栄養改善につなげてゆきたい、
ということでした^^

2013年6月18日火曜日

6月17日 スタジオ第7回

こんにちは!
今週は主にミタイ基金について、そしてフィールドワークについてのお話がありました。

ミタイ基金についてはご存じでない方もいるかもしれませんので、参考にURLを↓
ミタイ基金HP http://mitaimitakunai.com/index.php

フィールドワークについては、
まずやるべきことをお話ししてくださいました!

まず現地に入ったら「地図をつくる」
たとえばパラグアイ渡航班が訪問するメルセデス村やウブウテエ村については、
肝心の地図がありません。
そこで住民の方々と一緒に歩きながら、
ここには誰それさんが住んでいて、ここは産婆さんの家で・・・といった
調査に関わる情報を含めた地図を作ります!

渡航前には国の歴史(戦争、植民関係、国際的な条約の批准について等)、
社会的文脈(女性のエンパワーメントが進んでいるかどうか等)、
現地で活動する援助団体などを
先人の論文などをもとに調べておく必要があります。

それを基にして、調査目的を決め
実際に現地の方々と関わっていくのです。

しかし現地の方と関わる中で
いつ本題を切り出そうか・・・
信頼関係が築けたからといって
たとえば「家庭でお金のやりくりをしてるのは誰ですか?」
なんて、そうそう聞けるものではないですよね。
相手は気を悪くしてしまうかもしれません。

いつ聞くか、どんな言い回しをするか、真実を話してくれるか、等
やってみなければわかりませんが、
かなり難しそうです・・・!!
手法以前に、コミュニケーション能力が求められる作業ですね(笑)
しかし、人と密接に関わってこそ、
今まで単純な数字やデータにまとめられてきた
現地の方々の声が聞けるのではないでしょうか。

来週は研究予定の報告会をします\(^o^)/
みんながどこで何をするのか、非常に楽しみです(*^ω^*)

2013年6月12日水曜日

6月10日 スタジオ第6回

こんにちは\(^o^)/

今回は4限の時間に、海外渡航の注意点や保険についての話、
それ以降はグループワークをしていました!!

海外渡航の話では、藤掛先生から危険な話をたくさん聞きました・・・!
日本に住んでいると気付きませんが、
海外は危険がいっぱい!
たとえば旅行雑誌『地球の歩き方』を見てみると、
どこの国でもトラブルの事例がたくさん載っています!!ひえ~

先生がおっしゃっていたのもそんな感じのことで、
マラリアにかかったり、知らない人が家に入ってきて銃をつきつけてきたり・・etc
筆者も実際インドで悪徳旅行会社に連れていかれそうになったことがあるので
もし連れていかれてたらどうなってたんだろう、と思い出してびくびくしてました・・・><

先生いわく、まず予防線を張るのが一番ですが
どうしてもそうなってしまったら
犯人の顔を見ない、抵抗せずにお金を出せ!とのこと。

なによりも自分の命が大切!
これにつきます!!

あと日本人は平和ボケしているので、本当に狙われます!!
自分が常に狙われている、ということを頭の片隅に
置かないといけないようですねTT
これを読んでいる方も、自分は大丈夫と思わずに
ぜひ気を付けてください!

2013年6月5日水曜日

6月3日 スタジオ第5回

今回のスタジオでは
各メンバーからの報告があり、
報告書作りについて話し、残りの時間は各班での調べ学習になってしまったので
内容が薄いのですがご勘弁を・・・><

メンバーからの報告では、
横浜で行われていたTICADのサブイベントや
東北地方へのボランティアなどの報告がありました。
詳しい報告は後に載ると思われます・・・?(笑)

そして、7月中旬までに調査の報告書を完成させることになりました!
パラグアイだけでなく、様々な国や地域、内容にまたがる調査になりそうです。
対象地域の情報、調査の目的、導き出したい仮説
そういったものをまとめた報告書になる予定です。
それまでは班行動!
さーいよいよです!パラグアイ渡航も近づいてきましたし!
がんばります\(^o^)/

2013年5月30日木曜日

5月27日 スタジオ第4回

こんにちは\(^o^)/
先週は先生がいなかったため、
千葉パラグアイフェスティバルの反省と
フィールドワーク各班での作業となりました^^

今回は主に先週末行われた清陵祭の報告と
藤掛先生によるフィールドワークの調査手法の講義を行いました!

清陵祭は結果からいうと大成功!!
民芸品の屋台を出したのですが
黒字になったそうです^^

さて、講義ではフィールドワークのを確認しました。


実際のフィールドワークの本と先生の経験を参考にしながらの講義で、
私たちのような大学生が実際にフィールドワークに挑むための、入門授業となりました。

フィールドワークは「とてつもなく非効率的で無駄の多い仕事(①より引用)である。
これが初めに強調された言葉でした。

たしかに従来のアンケートによる調査では、短時間で多くの人から意見が得ることができました。
しかし、実際にアンケートに真摯に答えた人がどれほどいたのでしょうか。
そこで「量」ではなく「質」を。
ここで学ぶのは本当に役立つもの、必要とされてるものに迫るための方法である。
そんなことが話されました!

大まかな流れはこんな感じです^^
先行研究/アポイントメント→了解を得る
→調査→テキスト化→可視化(グラフなどにまとめる)

実際の調査では、まず相手とのラポール(信頼関係)を築くことからはじめます!
使う道具はカメラ、テープ、ノートなど様々・・・。

今回はベン相関図を作って人間関係を把握する方法を紹介しようと思います\(^o^)/

用意するのは大きさの違う円。
中心を決めたら、円に人の名前を書いて
心の距離を基にした地図を作ってもらいます。
こんな感じで!



円の大きさは、住民にとっての「重要度」
この場合、たとえ遠くに住んでいても
川南の産婆マリアさんは重要人物であることがわかります!!

このような方法を少しずつ学びながら、各班で調査を進めていこうと思います(*^^*)


参考
①佐藤郁哉『フィールドワーク 書を持って街へ出よう』新曜社
②鏡味治也,関根康正ほか編『フィールドワーカーズ・ハンドブック』世界思想社
③プロジェクトPLA編『続・入門社会開発 PLA:住民主体の学習と行動による開発』

2013年5月17日金曜日

5月13日 スタジオ第3回

こんにちは^^
今週のスタジオではビッグサプライズが・・・
先生の誕生日が5月10日ということで
バースデーパーティーをしたのでした\(^o^)/

何も知らなかった先生はびっくり!
「息子に言わなきゃ~」とのこと(笑)
先生おめでとうございます!!!
みんな先生のことが大好きです(*^^*)

スタジオでは報告やこれからの行事の話し合いをして
調査手法を学ぶためのグループワークも少し。

グループワークでは
パラグアイ、チリ、ザンビア、東日本というグループに分かれ、
実際に調査で使う質問項目を作っていきます。

そのためにまず、対象地域がどのような地域か、
どのような問題を抱えているのか等を調べていきます!

この後はパラグアイ渡航班の話し合い。
パラグアイまで行くメンバーの確定と
飛行機はどの便をとるか、ということでした。

恐ろしいことに航空券だけで20万円以上するようで・・・(笑)
地球の裏側は近いようで遠いことを思い知らされました^^

2013年4月24日水曜日

4月22日 スタジオ第2回

こんにちは!

今回のスタジオは、
今後のイベントについての話し合い、先生の講義、
これから使う研究室の掃除を主に行いました。

イベントは清陵祭という春の学園祭、
5月19日にあるVIVA!パラグアイフェスタ
10月のパラグアイフェスティバルなどなど・・・
また告知していきたいと思います!

講義では今後のゼミ・スタジオで学ぶ調査手法について、
ざっくり説明がありました。


このゼミ・スタジオには
人間文化課程でとることのできる
「社会調査士」という資格を目指す人も多くいます。

その資格を目指す目指さないにかかわらず、
パラグアイや他の地域で個々人が現地調査できるよう、
能力を身につけていく、ということでした。

その後、研究棟に移って
新たな研究室の掃除ということでしたが、
想像以上に汚れていて、Gもいるとかなんとか・・・(笑)
早く綺麗にしたいものです(T_T)

2013年4月17日水曜日

4月15日 スタジオ第1回

久しぶりの更新です。
学校も新学期が始まり、ゼミ・スタジオも始まりました!

新たなメンバーも加わり、院生も合流したことで
30名くらい?集まりました。
だいぶ大所帯ですね\(^o^)/

新3年生はゼミおよびスタジオとして、
新2年生はスタジオとして履修していますが
とりあえずスタジオと表記します。

今回のスタジオでは自己紹介、報告、今後の予定、
個人の春休みの報告をしました。

世界のガチャピンプロジェクトの報告があったのですが
ホンジュラスバングラデシュから試作品が届いたので
紹介したいと思います!


ホンジュラスから届いたキーホルダー、ピアス、
フンコと呼ばれる小物入れ(マトリョーショカのように、小さいフンコが中に入ります)
実物はもっとかわいいです♡
一つ一つ形や表情が違って、中にはスパイ〇ーマンのような表情のムックも・・・!
それも手作りのよさですね^^

左のカバンはバングラデシュ名産のジュートで作られたかばんで、
伝統の刺繍が周囲に施されています


そしてこのポシェットもバングラデシュより!
裏地もしっかりしていて丈夫に作られています!
何より表情が愛らしい^^


メンバー個人の春休みの報告会第一弾も行われました。


こちらはベトナムでのボランティアの様子


こちらは国際機関でのインターンの報告

他にもフィリピンSV、オーストラリア語学留学、アメリカ渡航の話がありました。
次回にも続きます~

2013年1月31日木曜日

1月30日 スタジオ第12回

こんにちは!
なんと今日で今学期最後のスタジオになりましたTT
早いもので現メンバーで活動を始めてから
もうすぐ一年なのですね。

今日のスタジオは2限・4限ともに
情報共有(とテスト勉強・・・w)の時間になりました!

そして小谷さんがパラグアイから
民芸品を仕入れてきてくださいました!!
ありがとうございます!!


民芸品ととも一枚!
色鮮やかなニャンドゥティ(大量)と見えにくいのですが白のアオポイです(*^_^*)
どれもめちゃめちゃかわいいです♪
またイベントやネットで販売していきます!!

ちなみにこんなお土産も


上がイタリアで、下がパラグアイ(?)のお土産です^^
春休みもみんないろんなところに行くので
今からお土産が楽しみで仕方がありません(^q^)

スタジオは今日で終わりですが
もうすぐこんなイベントに参加します。

*************************
神奈川県立地球市民かながわプラザ・あーすぷらざ主催
シンポジウム「セイン・カミュ氏と国際協力について語ろう」

実際に現地に行ったり、国内で支援をしたり、
自分たちの学びを活かして国際協力に関わる大学生
それぞれ活動紹介をします。

また、「国際協力や教育支援の成果と想い」
「日本の未来を担う若者たちに今後どのような形で
グローバル社会に関わっていってほしいか」について、
パネリストによるトークセッションを行います。

ゲストはセイン・カミュさん!!

場所:神奈川県立地球市民かながわプラザ
日時:2月3日(日) 14:00~16:30(海上13:30) ※要申込

詳しくは以下のリンクから!
http://www.earthplaza.jp/?p=11207
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お時間がある人はぜひ!!


さて、今日でスタジオは最後でした。
現メンバーで集まるのも今日が最後。
来年度からは3年生はゼミとスタジオを並行して行い
2年生もメンバーも入れ替えて再スタートします。
なのでこれがひと区切りということですね!

こうして無事一年間活動することができたのも
たくさんの方のあったからです。
本当にありがとうございました\(^o^)/

今後も民芸品制作、ネット販売、シンポジウム、研究、パラグアイ渡航などなど
様々な活動に取り組んでいきますので
応援よろしくお願いします^^

ではでは1年生・2年生・先生方!
一年間ありがとうございました&お疲れ様でした~!!!

2013年1月19日土曜日

1月15日 スタジオ第11回

あけましておめでとうございます!!
2013年もニャンドゥティーズをどうぞよろしくお願いしますm(__)m

久々のスタジオでは
論文輪読と小谷さんのパラグアイ報告会を行いました。

まずは論文輪読
今日で最後でした。

2章 JICAの教育協力の現状と課題―バングラデシュのプロジェクトを例に―

2000年に
「2015年までに世界のすべての子供が初等教育を修了できるようにする」
というミレニアム開発目標が掲げられました。
それによって就学率などの教育の「量」部分がある程度改善したため、
教育の「」、つまり教師の質や学校運営方法の改善が今、重要視されています。

さて、バングラデシュでも「質」改善が求められています。
そこでバングラデシュ政府とドナーが協同して教育計画を立て、
それをドナーが支援する
PEDP(初等教育開発計画)Ⅲが推進されています。

JICAはこの計画に沿って、
ティーチングパッケージ(教師用授業参考書)の配布を行い、
教師の質を向上させることで、質の改善を目指す
という取り組みを行ったということが紹介されました。

10章 教育ニーズの拡大と幼児教育―ケニア・マサイの子供たち


ケニアでは統治国であった英国式の教育法がとられ
アフリカの中でも教育も盛んです。

一方でマサイは、伝統的に放牧生活を営んでいる人々。
マサイのコミュニティの文化を継承していくのが彼らの教育だったのだが
最近は近代教育を取り入れようとしているのだという。

筆者は学校での描画指導に注目した。
マサイには文字がなく、子供たちにはお絵かきの習慣もないため
先生の描いた絵をまねることから始め、文字を書く練習をする。

まだまだ改善点は多いものの
近代教育への橋渡しになると考えられます。

6章 国内避難民の帰還支援―北部ウガンダでのJICAプロジェクト


国内避難民(IDP)
紛争や自然災害などの影響で、居住地からの逃避を余儀なくされ、
かつ国際的に承認された国境を越えていない人々のこと。

彼らに対する支援で問題になっているのは
条約などの、実効的な国際的保護体制が存在していないことです。
そのため、一番の解決方法は「帰還」だとされています。
しかし、帰還民が再び避難民になってしまう事例も多く見られています。

ウガンダでは、政府とLRA(神の抵抗軍)との紛争により
IDPが生まれました。
IDPキャンプには生活インフラが整備されており
また元の居住地も荒れ果てているため、
むしろ帰還しないでとどまる人々も。

JICAでは帰還の支援をしており、
コミュニティが自立して運営できる体制の確立を目指して活動しています。


4限では非常勤講師の小谷さんが先日パラグアイに渡航したため
その話をしてくださいました!!


この写真は現地の方の手作りサンダル!
見えにくいですが、カラフルでかわいらしいです^^

このプレゼンでは、現地の生活の様子や
協力隊の支援の様子を紹介していただきました。
早く現地に行って、この目で確かめたいものです><

そういえば冬休みに東南アジアに行ったメンバーが
お土産を買ってきてくれました(*^_^*)


みんなでお土産会の図♪
魔法の杖?!みたいな見慣れないお菓子がたくさんでした\(^o^)/