2012年7月28日土曜日

7月25日 論文輪読

「農業開発協力と保健医療教育をつなぐ試み
 ――カンボジア農村の貧困と保健医療費問題――」
米倉雪子
 この論文はNGOによる農業の開発事業がかならずしも保健医療活動と同時に実施されるわけではないということを前提においており、農業開発事業によって貧困削減に効果を上げるには医療費削減のための保健医療の改善が必要であるということを考察したものである。
論文輪読が行われる以前まで私は、農業開発事業というプログラムから貧困削減に効果を上げるには、農業開発そのものに対して支援をすることが当たり前だと考えていた。しかし、このカンボジアの事例では生産活動に対して改善を加えるのではなく、農民の生活・家計に着目することによって、本当に家計を圧迫しているものは医療費であるということが示された。つまりは開発支援云々ではなく、その根本的な問題に着手することにより、目的である貧困削減へと近づこうという手法を提示しているのである。
 他にも、貧困が巻き起こす負のループや、農村に介入して家計について指導を加えるなどの著者まとめた内容が紹介された。
私たちが最善だと考え支援した事業であっても本当に必要とされている支援、介入、事業とは何なのかを、支援国目線ではなく、被支援国目線に立って考えることが重要だと考えさせられた論文輪読だった。最終回にふさわしい題材の論文内容であったと思う。

2012年7月27日金曜日

7月25日 スタジオ第14回

今日は春学期、最後のスタジオです!
あっという間ですね><
今日は2限だけでしたが、論文輪読話し合いをし、
お昼には新聞記者の村山さんのお話を伺いました^^

まずは最後の論文輪読といきたいところなのですが・・・
筆者は諸事情ですべて聞けていないので
他のメンバーにお任せしました(笑)
もうしばらくお待ちください♪

輪読後には今後の話し合をしました。
差し迫った人文祭のこと
チャリティーコンサートなどの詳細について
先週の電通の平野様のお話も参考にしつつ
計画を立てました。

ここでお知らせなのですが、
先日チャリティーコンサートは10月開催だとお知らせいたしました。

しかし他の団体にメディアホールを取られてしまったことと
じっくり準備が必要だということで
12月に延期することになりました!
今のところ
12月21日(金)なので
みなさまぜひ予定をあけておいてくださいね\(^o^)/


そしてラストスタジオが終わり
お昼は大学内の食堂にて
新聞記者の村山さん囲んでのお食事会^^



新聞記者という仕事、選挙、マスコミ等々・・・
次から次へと話が出てくる出てくる!
メンバーからの質問も飛び交いました。

あのサッチャーさんへのインタビュー、被災地に行った際のこと、
土砂災害などの過酷な取材、英語の勉強法など
貴重なお話をしていただき、大変ためになりました!!

これだけの話は、確かな経験があってからできるものですね。
いつでも電話で叩き起こされる日常についての
「記者の仕事を仕事と思っていたらやっていられない。生活と思っている。」
といった主旨の言葉が印象的でした。
どこへでも行ってやろう!なんでも見てやろう!という好奇心
村山さんの原動力でした。
その行動力には感服です!!!
それぞれが村山さんのお話を聞き、考えさせられるところがあったと思います。
お忙しい中、わざわざお越しくださりありがとうございました<m(__)m>





2012年7月20日金曜日

JICA国際協力セミナー

4限後に学校の図書館のメディアホールで
JICAによる国際協力セミナーを開きました♪

青年海外協力隊についてのビデオ、体験談などを交えながらの
セミナーとなりました!

まずは
「世界も、自分も、変えるシゴト」
という映像を観賞しました!



この映像では
インドネシアで保健師として従事した山口さん、
エチオピアで理数科教育をした片寄さんの事例が
取り上げられていました^^

それぞれが自分から動き、工夫を凝らした活動をしておられました。
また、自分たちがいなくなっても仕組みが回るように
地域住民主体の活動をしていたというのが印象的でした!

お二人のきらきらした笑顔を見て
やりがいのある仕事なのだと感じましたね^^

観賞後は協力隊の制度についての説明を聞きました。

それから横国の地球環境課程出身の
原さんのお話を伺いました!

原さんは協力隊員として
コスタリカ・チリ・ニカラグアに赴いています。
環境についての知識を生かし、
環境改善のために活動したそうです。

派遣当初はどうすればいいのかわからなかったものの
生活しながらできることを見つけていったそうです。

しかし生活をしながらできることを見つけ、
学校、女性グループ、周辺地域において
講義やワークショップをしたり
植林活動、ふろしきの紹介、環境絵画コンクールを開くなどして
環境改善に取り組んだのだそう!

そして早稲田大学の加藤さんから
「絆」の活動についての紹介を受けました!
来年、横浜で開かれるTICADⅤ(アフリカ会議)にむけて
活動しているそうです\(^o^)/

7月18日 スタジオ第13回

今日は一日スタジオ漬けでした^^
【午前】
電通の平野様を交えて会議
【午後】
100人村ワークショップ/チャリティコンサートの話し合い
【4限後】
国際協力セミナー

盛りだくさんですね~!
では一つ一つ振り返ってみましょう♪

【午前】

今回も藤掛先生のお知り合いである
電通の平野様をお迎えして
チャリティコンサートの計画についてのご指摘を頂戴いたしました(*^ω^*)



↑チャリコン班が練り上げた計画についてプレゼンしています♪

プレゼンが一通り終わったところで
細かい点まで指摘していただきました。

集客目標は200人だが
集まる根拠はどこにあるのか?
切りつめないと赤字になるのではないか?
等々・・・
厳しいご指摘をたくさん受けました。

そうして自分たちの見通しが甘かったこと、現実の厳しさ、
収支について考えなければならないことなど
プロジェクトを企画・運営する際に重要な点
気付くことができました。
大変参考になりました!

今回は時間がなく、集合写真はとれませんでした(残念・・・)
平野様、忙しい中来てくださり、ありがとうございました!!


【午後】

100人村班とそれ以外のメンバーで別れて作業!
筆者は100人村担当なので、そちらについて書きたいと思います♪

人文祭にむけて100人村のゲームを練習すべきではないか?
ということで、私たちの後輩である人文1年生の人文基礎論におじゃましました~\(^o^)/
なつかしい雰囲気(私たち2年生も教室は違いましたが、同じ授業を受けました)



こんな感じでやっております^^

100人村ゲーム
「世界がもし100人の村だったら」
を題材にしたゲームです。
一人一人が役割が書かれたカードをもらい
それに書かれた内容によって動きます。
たとえば男と女に分かれてみると
世界の状況を眼で見て理解することができます!

今回は人数が100人を超えるということで
まずはアイスブレーキングとして
「世界の行ったことがある地域or行きたい地域」にわかれてもらい
知らない人と二人組を組んでもらうところから始めました!

二人組ができたところで
役割カードを配り、
世界の現状について簡単にスライドで紹介
そしていくつかゲームをして
(人文祭に来られる方もいると思うので、内容は伏せておきます♪)
いくつかのグループに分かれてディスカッションをしました!

ディスカッションのテーマは
「食糧問題(これからの食生活を考える)」
「幸福の価値観について(ブータンを例に)」
「同性愛・同性結婚について(アンダーソンクーパーさんを例に)」
などなど

一年生からいろいろと意見をもらったり
楽しくディスカッションしたり
それぞれ収穫がありました
個人的には反省点が多いですが(笑)

今回の経験を人文祭に生かしたいと思います♪
興味のある方は8月6日(5日はやりません)
オープンキャンパスの時に
100人村のゲームをするので
ぜひいらしてください<m(__)m>

2012年7月12日木曜日

7月11日 スタジオ第12回 その2

貿易ゲームの続きです。

それぞれの国の感想を見ていきたいと思います\(^o^)/

A国
・開発途上国という設定でした。途中ではさみの支援をいただきましたが、定規がなかったので結局役に立ちませんでした。その国のニーズに合った支援が大切だと感じました。
・資源とか道具とかを与えられた時点で、先進国との圧倒的な違いを身を持って感じた。このゲームを途上国の立場から体験できたことはある意味ラッキーだった。


B国
・もともと生まれてしまった格差というものを埋めるのはとても難しいことだとわかりました。そして日本の豊かさを改めて実感しました。
・ゲームの中でははさみや紙、知識があるかというあまり大きくないように感じる違いだけど、これが実際に国で考えると大きな違いなのだろうと感じました。短時間の間に大きな差が生まれたことはすごく驚き、長い時間がかかるとその差はもっと大きくなる一方だから、何かが改善されなければそれは続いていくんだろうなと思いました。また、今回は貧困国とか関係なく平等に交渉ができたけど、本来ではそういうこともないのだろうと思いました。


C国
・貿易ゲームは3回目で、過去2回とも主催者で、世界銀行/国連本部(今回でいう廣瀬君)の役割だったので、初めて実際に仲間と連帯してモノづくりをする立場でした。
物価の変動、新たな資源の登場、黄色いシール、照明、眉切りバサミ、秘密の情報などの小細工がとてもおもしろいと思いました。
結局は先進国が勝つようにできているはずなのですが、私が以前に主催したことのある貿易ゲームでは、紙資源が断トツ豊富にある国が1位になりました。今回も、黄色いシールがなければC(紙が豊富)は日本といい勝負になったのではないかと思います。実際に資源だけあるコンゴ民主共和国のような国はとても貧しいのに、貿易ゲームになると資源が多い国が勝つ、という仕組みがあるのではないかと思います。しかし、これは現実と矛盾していると思うので、貿易ゲームを現実の状況に近づけていけないのかな、どうにかならないのかな、と思いました。
1グループあたりの人数と、はさみや定規の数がちょうどよかったと思います。


 

D国
・情報の有無が重要になってくると身をもって知った。そして先進国はつい自国の利益を優先させてしまうから、途上国のことに気を付けて目を向けないといけないと思った。
・初めて貿易ゲームに参加しました。私の国は先進国で資源以外には恵まれていたので、多少なりとも優越感に浸りながらゲームを楽しみました(笑)
自国の富にとらわれて、他国への援助や思いやりが欠けてしまっていたことに後で気づきました。
格差社会について考えさせられる良い機会となりました。
・利益を追求してしまって、フェアトレードのの難しさを感じました。

みんなすごく楽しんで貿易ゲームをすることができました!!
その中でも一人一人考えさせられることがたくさんあったようです。


ちなみに
A国はニカラグア
B国はタイ
C国はサウジアラビア
D国は日本
をもとにしていたそうです。
なるほど!と思いますよね。

100人村をしたときにも感じましたが、
ゲームって楽しみながらも様々なことを学べて
ほんとすばらしいです(^O^)
もっと広めていくべきだなと思いました。


最後に、堂木さん、貴重なお時間ありがとうございました。
ランチでもお話をたくさん聞かせて頂き、参考になりました。
またぜひイベントなどにもお越しください。



7月11日 スタジオ第12回 その1

貿易ゲーム

今回のスタジオでは
公益社団法人 青年海外協力協会の堂気護さんを
お迎えして、貿易ゲームをしました。

貿易ゲームとは・・・
紙(資源)や道具(技術)を不平等に与えられた複数のグループ(国家)の間で、できるだけ多くの富を築くことを競う、貿易のシュミレーション・ゲーム。

そしてこのゲームの目的は
・国内に産業を興し、資本を形成することから、産業で得た資本で国家を建築していくうえでの問題点や必要とされる仕組みを理解する。
・その結果として、どのように国力の差や貧困問題が発生するかについて考える。

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今回私たちはA~Dの4国に分かれてゲームを行いました。

最初にそれぞれの国の基本概要や人口、失業率、
識字率、乳児死亡率、GNIなどが説明され、
その後、国ごとに封筒が渡されました。

それぞれ中に入っているものが全然違うんです!

ちなみに何が入っていたのかというと
A国:紙1、2枚 謎のシール
B国:500ドル 紙5枚 はさみ×2 30cmものさし×2
C国:お金(不明) 紙数十枚 
 
D国:お金たくさん 紙1枚 15cmものさし はさみ 分度器 コンパス  
(私はB国だったのでそれ以外の国は曖昧な情報もあります;;)

これを見るとどの国がどういう特徴を持っているのかが
結構見えてきますよね~。
お金は持っているのか、資源や技術はあるのかなど・・。


これらの持っているものを使って
それぞれ価格の違う製品(図形)を作って売りに行き、
お金を貯めていきます
価格は、長方形<正三角形<半円<円
っていう感じでした。
(下の写真の彼がもっている紙に作る形が書いてあります。)



もちろん国同士でどんなやりとりをしてもいいんです!
これが貿易のようなものですね。
ものでも情報でもなんでも交渉しだいで交換できます。
(1つ例をあげると、私たちB国は、はさみ1つとC国の紙数枚を交換しました。)

この間どの国も交渉のし合いで、すごい白熱してました!!
私はほかの班員に交渉を任せて黙々と製品を作っていましたが(^u^)


約45分ほどでゲームは終わり、結果をみてみると
A国:約500ドル
B国:18500ドル
C国:約20000ドル
D国:約60000ドル
と、大きく差が出ました!

D国だけずば抜けてますよね。
それには秘密があって、D国だけ途中で
「製品にシールを貼ってを売ると価格が3倍になる」
という知識をD国だけ知らされていたんです!!!
A国はシールを持っていたけど、知識がなかったから
シールを有効的に使えなかったんです・・。
あとから知って驚きましたねー(;_:)

ほかにも途中にいろいろと仕掛けがあったりして
・長方形の価格が上がる。
・3枚作って売れる製品が1枚で売れるようになった。
・A国に日本の子供たちからの支援でまゆげカット用のはさみが送られた。
・マーケットで製品を売るためにA国の人が並んでいたのに、別の国の人が優先された。
など・・・

貿易ゲームは仕掛けをいろいろと組み込めるんです。
それが面白いんですよねー^^

次はそれぞれの国の感想を見ていきたいと思います。



2012年7月5日木曜日

国際協力セミナーのお知らせ

ボランティアセミナー:国際協力というシゴト
日時 2012年7月18日(水)16:15~17:45
場所:横浜国立大学図書館メディアホール
内容:*青年海外協力隊 活動紹介ビデオ
   「世界も、自分も、変えるシゴト。」
  *協力隊事業概要説明
  *横浜国立大学卒業生 原寛史氏(環境教育 コスタリカ)による体験談
*17:45-18:00 絆ネットワーク代表 加藤翼氏(早稲田大学2年)によるTICADの説明会(興味のある方はお残り下さい。)
参加申し込み不要・途中入退場自由
問合わせ:横浜国立大学都市イノベーション研究院
     教授・藤掛洋子 http://jp.mc43.mail.yahoo.co.jp/mc/compose?to=yoquita@ynu.ac.jpまで

7月4日 スタジオ第11回 その2

その1からの続きです!
小谷さんの講演の前に
報告&宣伝\(^o^)/




写真にあるのは「ニャン・ドゥティ(蜘蛛の糸)という
パラグアイの伝統模様で作ったものです♪
色使いといい、形といい、本当にきれいですよね!!
こう見えてとてもしっかりした作りになっているんです^^
こうしたものをパラグアイフェスで販売しようと思っています\(^o^)/


こんな手作り品も可愛らしいですよね♪

ちなみにさきほどのニャン・ドゥティですが
なんと私たちのグループ名になりました!!!
茶バニーズから改名です(笑)


改めて、私たち「ニャン・ドゥティ」
応援よろしくお願いします!!


小谷さんの講演

小谷博光さんは、青年海外協力隊としてパラグアイに派遣され、
現在茨城大学農学部に勤めていらっしゃいます。

今回は「将来決定」という視点から講演してくださいました^^

まずなぜ小谷さんが国際協力の道へ進もうと思ったか?
それは一枚の写真がきっかけでした。


ご存知の方もいるのではないでしょうか?
「ハゲワシと少女」と名付けられたこの写真。
これを教科書で見たとき
「こんな世界があるのか・・・」と衝撃を受けたことがきっかけだったそうです。

そこから大学では国際協力の学部に進み、
専門的な技術を身につけるため、
ミャンマーに向かい、有機栽培について学びました。

そして、協力隊を志した理由は
現場を見たい・貧困の解消に貢献したい・経験を積みたい
ということでした。

そんな小谷さんを
関西のテレビ番組「グッと!地球便」
が取材していました!!

その時の映像を見ながら
小谷さんの活動風景を見ます。

自給自足の生活を営む人々
お金がないために肥料も買えない状況

そんな彼らの姿を見て
お金をかけずにできる有機栽培の手法
子どもたちに教えていました。

そんな姿を画面越しに見守るご両親の満足そうな姿も
印象的でした。


小谷さんは
パラグアイフェスでも協力してくださるそうです!


素敵なお話をありがとうございました!!!
またよろしくお願いします♪


7月4日 スタジオ第11回 その1

こんにちは!
今日は急に暑くなって
夏が近づいていることを感じましたー
てことで早くテストが終わってほしいです(笑)

さて、今回は
2限:論文輪読+藤掛先生のパラグアイ講義
3限:小谷さんの講演
4限:それぞれ話し合い

今日は4限が休講だった人が多かったので
スタジオ漬けの一日になりました\(^o^)/

ではでは早速論文輪読に入りたいと思います~


論文輪読

①「南アジアにおける地方分権化と参加型開発
 ―流水域管理におけるインドのNGO、MYRADAの経験から―
安田利枝 (嘉悦大学経営経済学部教授)

主旨
開発プロジェクトにおける地域住民の組織化、
組織的能力の育成とその可能性について

PRAという参加型農村調査法という手法があります。
住民主体となって開発プロジェクトを進行できるようにする手法です。

そして、途上国では、地方分権化による
利益の独占、政治的腐敗が目立ちます。
こうした諸問題にアプローチするために、PRAにより住民の組織化を図ろうとしています。

MYRADAでは自助グループSHG(Self Helping Group)を形成し
組織化を図ろうとしました。

SHGによって実際にエンパワーメント(政治などに影響を与えること)があり
村の議員に選出された、女性に有利なジェンダー関係の変化をもたらした例が
あげられました。

このような参加型開発には
・持続可能な資源と資産の保全と活用をする
・賄賂や汚職など政治的腐敗をなくす
エンパワーメントを進める
参加民主主義を強化する
などの可能性があります。


②「裏側のニッポン―日系南米人の出稼ぎと学校教育」
志水末吉(2000)『教育社会学研究第66号』



著者の試み
日本の学校教育の意味を、南米日系人の教育経験から洗い流す

在日南米人の数(2011)は、約55万人で
中国人に次いで多いと言われています。

南米日系人とは、南米に移民した日本人の子孫で、
ニューカマーとは、1980年代以降に来日し、定住した外国人のことを指します。

教室のコンテクストからニューカマーを見ると
・日常生活に必要な「生活言語」が身についても
 授業についていくための「学習言語」は身につきにくい
・母国語を忘れる
・中国や韓国からのニューカマーたちと比べて「異質」だとして
 「問題児」とみなされやすい
といった問題が見られます。

こうした問題に向き合うとき、
より広い視点から問題を見渡す必要があります。

地域(家庭)のコンテクストから見ると・・・
・保護者からすると、もっと教育を厳しくしてほしいとの意見
・ニューカマーたちがなぜ日本にいるのか(出稼ぎ目的or祖父の故郷に帰る目的)
 考慮しなければならない

国際社会のコンテクストから見ると・・・
・出稼ぎが、成功者たちの姿を見て否定的→肯定的なものに
・1990年の入管法改正により、ニューカマーが増加

ということがありました。

南米から来た子供たちを教育するとき、
ただ教室の中の問題に目を向けるのではなく
その背景にある地域・国際社会への理解もなくてはならないということでした



論文輪読が早めに終わったので・・・

藤掛先生のパラグアイ講座

です\(^o^)/

先生は以前
「知りたがり」という朝のテレビ番組に出演されていて
その時の映像を交えながら
パラグアイについて簡単に説明してくださいました♪

先生の武勇伝(?)というか裏話というか
時間がなく、作り方が伝わらなかったため
濃~く作られてしまったマテ茶を飲んだときの
アナウンサーの方の反応にまず爆笑

それから

アナウンサー「ちょっとマテ茶!」
先生「あらうま~い!!」(拍手)

という天然(?)でお茶目なやり取りにみんな爆笑でした(笑)
先生は画面の中でもいつもの先生でした(笑)

癒されたところで
その2に続きます~♪