スタジオで行われている文献輪読。
今回代筆を引き受けたので、+αとして書かせていただく次第でございます。
③「ドイツにおけるトルコ系女性の執筆活動とその受容
-セーラン・アデシュとネクラ・ケラクを中心にー」
渡邊紗代/ペティーナ・ギルデンハルト(2011)
国民の9割がムスリムであるトルコ。
そんなトルコ人のうち200万人がドイツに移民しています。
現在のドイツ社会でもっとも注目されている課題の
一つである「移民」と「統合」。
一つである「移民」と「統合」。
それに関する著書があふれ、よく売れている中で特に目立っているの
が、「ムスリム女性」の関連書籍です。
が、「ムスリム女性」の関連書籍です。
その中でドイツ人読者に
1.在独トルコ人のコミュニティの在り方
2.ドイツ社会における理不尽さ
3.移民女性=弱い犠牲者 という認識
の三つに対する疑問を投げかけています。
ムスリム女性は何かを動かそうと自伝を出版し、
女性文学として女性に発表の場が与えられた一方で、
個々の作品というよりもムスリム女性のかわいそうな身の上話として
認識されることも。
結論としては、ムスリム女性関連書籍は
ムスリム女性の同情を呼ぶための身の上話の内容ばかりでなく
移民社会・ヨーロッパ全体に問題提起するものもあるということでした。
この発表の際最後の方で小村さんも参加してくださり、
質問等もしてくださいました!
ありがとうございました<m(__)m>
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