2012年5月31日木曜日

5月30日 スタジオ第六回

今回は

・前回のPCMの続き
・藤掛基礎演の一年生と人文祭について話し合う
・グループに分かれて人文祭・チャリティーコンサートについての話し合い

といった流れになりました。

まずは前回のPCMのおさらいをしてから
細かく予定を決めていく作業に入りました!

PCMについてのまとめプリントを作ってくれた素晴らしいメンバーがいるので
(ありがとう!!)
それに則って、ここでもPCMについて軽くおさらいをしておきます^^

PCMはProject Cycle Managementの略で、
プロジェクトの計画立案・実施・評価をPDM(前回でいうところの模造紙)
という表を使って行うことです!


そして、前回決めたパラグアイの学校建設に向けて決めた活動・・・

①現地の状況を知る
②広報活動
③協力者を集める
④資金調達

これらを細かく分けたものに
責任者を振り分けて
さらにおおまかな日程を決めていきます。




写真はスケジュールについて話し合っている風景です(*^ω^*)
みんな真剣!
わかりにくいと思いますが、ホワイトボードには

こんな感じで書かれています。

上が月で、左は活動、さらに細かい活動内容の日程を棒で表しています。
このように視覚的に表すと
いつまでに何をやればいいのか、とてもわかりやすくなりますね!!


そういえば何の活動をするのかを紹介し忘れていた気がします><
広報も兼ねて記しておくと


まず8月5日(日)、6日(月)に横浜国立大学のオープンキャンパスで
人文祭というものを行います!!

人文というのは、私たちの学科「人間文化課程」の略称で
高校生へ私たちの学科がどんな活動をしているのか紹介する企画です♪

私たちのスタジオは今のところ、
「世界がもし100人の村だったら」という本を題材にしたゲームと
マテ茶やクッキーの試飲・試食(仮)と学校建設のための募金活動をする予定でいます!!

同じく11月には常盤祭という学園祭があり
そこでも何かしらのことをしたいと思っています!
人文祭はそのためのステップとも言えますね\(^o^)/


それからもう一つ!
10月パラグアイの子供たちが日本を訪問するので
彼らの受け入れをしたいと思っています!

そこでハープの演奏会(チャリティー・コンサート)を開いたり
彼らと交流会をするつもりです。
チャリティー・コンサートについては
日程などが決まりまったらまた載せるので
ぜひご参加ください^^



さて、基礎演習の一年生との話し合いですが
1年生とは思えないほどしっかりした代表者の子が来て
人文祭についての話し合いをしました。
お互い協力しながら何かしていくことになりそうです^^

その後は各班(人文祭と受け入れ)に分かれての話し合い
詳細について話し合うことで、さらに内容が具体的なものになりました。


そして来週は、パラグアイ行きの打ち合わせ、作業詰め、
人文祭の準備としての100人村のゲームを行うつもりです!!

2012年5月28日月曜日

5月23日 スタジオ第五回

今回は1限~3限を使って
先生のお知り合いである大迫先生
PCM手法を使って私たちの予定を組んでくださいました!!
なんでも大迫先生はPCMに関して日本一の腕前をお持ちなんだとか!!


・・・ところでまず、PCMってなんだろうって思いますよね?

PCMとはProject Cycle Managementの略です。
簡単に言ってしまうと
プロジェクトとは、ある目標の達成を目指すものですが
その目標を効率よく達成するための道筋を考える方法、といった感じです。
この記事を読んでもらうと、なんとなくはわかってもらえると思います^^

さて、いったい何が始まるのか
ワクワクしながら授業が始まりました!

まずはお互いの自己紹介!ということで
飴を一人3つずつ持って
誰かと自己紹介したら、飴を交換して自分のポケットにしまう
という形をとりました。
これで3人と自己紹介しあうことができます!
*本来なら全員で紹介しあった方がいい

それから本題です!
今後の予定の大枠を大迫さんの助言を受けながら組み立てていきます!

やり方としては、以前やったようにポストイットにプロジェクト名、
協賛者、場所、期間などを書いて、模造紙に貼り付けていくものです。
このような作業です!


プロジェクトの名前は「パラグアイ学校建設」!
チーム名は茶バニーズ(仮)になりました!!
茶葉+ジャパニーズ=茶バニーズ・・・というわけで(笑)
改めてよろしくお願いします^^




さて、ここで質問です。
「目的」「目標」の違いとはなんですか?

私たちもこの質問を投げかけられて
はっきりとした解答をすることはできませんでした><
普段は同じように使ってしまう言葉ですが、
大迫先生いわく

目的:何のために(objective)←上位目標
目標:何を(purpose)←プロジェクト目標

とするのだそうです。
こうして定義づけるのは
本来の目的から外れるのを防ぐためでもあります。
つい「あれもやりたい・・・これも!」となってしまいますが
あれこれ手を出していると
本来の目的を見失いかねません。

そこでこのように考えてみます!

プラミッドの上にある上位目標、すなわち目的(何のためか)をはっきりと決め
上から下に向かって計画を組み立てます。
そうすると本来の目的から外れることなく
計画を進めることができるというわけです\(^o^)/

じゃあ茶バニーズの目的はなんだろう?
みんなで話し合った結果
「学ぶ環境づくり」ということになりました!

この言葉は、子どもたちがよりよい環境の中で教育を受けることができるようにしたい
ということを表しています!
それと同時に、教育を通して子供たちが自分の頭で考える手助けをしたい、
子どもの笑顔が見たい、彼らの権利や状況を知ってもらいたい、貧困の改善をしたい、等
さまざまな思いが込められています。

この目的を達成するために何をするか?
それがプロジェクト目標になってきます!
これはもちろん学校建設ですね^^

実は「目標(学校建設)」はすぐに決まっても
「目的(学ぶ環境づくり」は簡単に決まらないもののようです。
いろんな意見を出し合ってようやく決まりましたが、
大変だからと言って、「目的」を決めないままでいると
中身のないものになりかねない、ということに気付かされました><
ただなんとなく学校を建設するだけでは
学校がただの”箱”になりかねません。


 
また、この話し合いで全員の思いを確認できたというのも大きかったと思います!
これまでのスタジオで教育の重要性を学びましたが、
教育を受けるための環境改善こそ、自分たちにできることではないかと
全員が考えた結果が目的に現れたのではないでしょうか^^

さて、ここからは目標を達成するためにアウトプットの手段を考えます!
時系列で並べると・・・

現地の状況を知る→広報→協力者集め→資金調達→PMU(活動拠点)設立

→現地でのニーズ調査→現地の協力者集め→現地の人の承認を得る→学校建設

→学校を持続させる→完了報告

という流れになりました!
いよいよ具体的になってきました。
こうしてみるだけでも、いかにやるべきことが多いかわかりますね!

そしてこのそれぞれのアウトプットの下に、
アウトプットのためにできる活動を考えていくのですが
そこは省略します。

こうして完成したものがコレ!!




このようにPCM手法を使うことで
今まで漠然としていたものが、現実味を帯びてきました!!
本当に大迫先生に感謝です!!
お忙しい中、ありがとうございました!!

2012年5月17日木曜日

5月16日 スタジオ第四回 その2

長いので二つに分けました!
論文輪読の続きです。

③「世界における児童労働の現状と支援のあり方について‐フィリピン、カンボジアにおけるストリートチルドレン支援に関わって‐」
小木曽宏(2009),『淑徳大学総合福祉学部研究紀要43』,淑徳大学,p37-47
国際労働機構(ILO)による児童労働の定義
「原則15歳未満の子供が大人のように働かされている状況」

世界中の子供たち(5~17歳)約2億4000万人、
すなわち、6人に1人が児童労働をしているというデータが出ています。(2005年度)

日本でも様々な支援を行っているものの、以前として金銭支援などが中心。
対して欧米は人的支援を行っていると言えます。


では日本の大学生のボランティア実践の可能性はどのようなものでしょうか?
実際に現地に赴くことで、ニーズを把握することが重要ではないでしょうか?


そこでボランティア活動の例として、フィリピンのカンルンガン・サ・エルマ
カンボジア教育支援基金による教育支援が挙げられました。

そこから得られたことは
学校建設後のケア(教師、教材の確保etc)が重要であって
建設することだけを目標としてはいけない。
現地に寄り添うべきである、という結論でした。


これら3人の発表を受けて、討議をしました。
論点は

「構造的な問題をどう考えるか」
「このスタジオでどう考えたらよいか」
「支援のあり方(箱物だけでよいのか)」

議論は本当に白熱したものになりました!
これまで「パラグアイに学校を建設する」というのが目標になっていましたが
その後のケアを考えなければ意味がないということに気付き、
それでは今後どのようにすべきかをとことん話し合いました。

また、現地に寄り添い、自己満足に陥らない活動をしなければならないことにも
気付かされました。

討議を通して、やるべきことが以前より見えてきた気がします!!
もちろん問題は大きいのですが・・・><


討議後はこれからの予定を話し合い、
ワークショップの班分けもしました!!

来週はPCMという予定を組んでくださる方をお招きして
今後のスタジオの予定を組むつもりです\(^o^)/


~番外編~


実はこの日、スタジオ懇親会を開きました♪
なかなか話す機会のなかった人たちとも仲良くなるいい機会になりました!!
先生も含め、また一段とスタジオの親睦が深まった気がします^^
これからがんばっていきましょー!!

5月16日 スタジオ第四回 その1

第四回の今日は、いよいよ論文輪読に入ります\(^o^)/
今回の論文輪読のテーマは「児童労働」

事前に論文を一人一つ選び
それを全員が読んでから
発表者が詳しく論文を説明する、という形をとりました。

発表後は事実確認と質問をし、
討議も行います。

では、3人の発表を簡単に紹介したいと思います♪


「発展途上国における児童労働」
草野昭一(1998-10-15),『奈良県立商科大学研究季報9(2)』,奈良県立大学,p27-47

児童労働の定義

「逃れようのない経済状況の中で、自らの健康や教育、
および心身の発達を犠牲にして働かざるを得ない子どもの労働」

今も児童労働は増え続けていますが
そんな児童労働と私たちは無関係ではありません。
先進国の利益のために、途上国で児童労働が起きている、という側面もあるのです。
(ex.欧米向けにつくられる高級カーペットづくりに携わる子供etc)

しかし、単に児童労働を禁止すれば解決する問題ではありません。
児童労働を禁止すると、働けなくなった子供がやむを得ず売春に走る場合があります。
子どもの労働力に頼る家庭・国も多く存在します。
(子供が労働力になるために出生率が上がる、という「児童労働仮説」も唱えられています)

ではどうすればいいのか?
発表では働くことの否定はできないが
労働環境の改善(裸足で働く子どものために、靴を集めて送るetc)に
貢献できるのではないか、という結論にいたりました。

②「ストリートチルドレン・働く子どもを対象とするインドのNGO活動の理念と実 際 : -NGOバタフライズの活動報告」
中嶋裕子,中島友子(2010-12-15),『近畿医療福祉大学紀要11(1)』,近畿医療福祉大学,p1-13

ストリートチルドレンの定義の一つ


路上で過ごす子供たち
(children in the street)
保護者がおり、昼は路上で働き、夜は家庭に帰る子どもたち。家はあるが家族を助けるために一日中路上で働き暮らす子どもたち。
路上で暮らす子供たち
(children of the street)
何らかの事情により路上生活をしており、親との関係は僅かながら維持している(親の所在は分かるが、ほとんど戻らない)子どもたち。
家族と一緒に路上で暮らす子どもたち。
孤児または、捨てられた子どもたち。

 国際人道問題独立委員会(日本ユニセフ協会訳)『ストリートチルドレン 都市化が生んだ小さな犠牲者たち』草土文化p31. 1988より作成

そんなストリートチルドレンを支援しているのが
インドで活動するNGO団体「NGOバタフライズ」です。

その基本理念は
子どもたちの「参加」と「発言」を重視すること。

働きながらも通える学び場を提供したり、子どもたちで組織を作るよう促したり、
世論に訴えたり…
そのような活動を行うことで、彼らが必要とする
「参加」「表現」「発言」する権利を保障しようとしています。
そして、彼らは自らに権利があることも知ります。

さらに子どもたちが貴重な労働力という存在であることを重視し
劣悪な環境下での労働を支持するのではなく
「生きるため」の仕事を肯定する姿勢が大事だ、ということでした。

2012年5月16日水曜日

5月9日 スタジオ第三回

今回はなんと!!先生のお知り合いの新聞記者の方の取材が入りました\(^o^)/
というわけでみんな心なしか小奇麗な(?)恰好です(笑)


一回目のように、ポストイットにやるべきことを書いて
どんどん模造紙に貼っていきました。
今回のテーマは「パラグアイの学校建設にむけてやるべきこと」です!


横国は学園祭が年に2回(5月と11月)あるので、
5月に11月の学園祭の宣伝をしよう!ということになりました^^
まずは学園祭に向けて動き出さないといけないようです!

そうして話し合っているうちに時間は過ぎ
あっという間に2限が終わってしまいました。


みんなで記念撮影♪



3限は論文輪読の予定でしたが
メンバーがプレゼンするということで
前年度のグローバルスタディーズツアーの発表
見に行くことになりました(・∀・*)


人間文化課程(略して人文)の一年生の授業「人間文化基礎論」での発表です。
上のような冊子が人文の新一年生に配られました!

このツアーでは
中国・韓国・フィリピン・オーストリア・ロシア・アメリカの学生らと交流をしていて
その様子などが冊子に収められています。
そのうち私たちが発表を見たのは、中国・韓国・フィリピン班のもの。

各プレゼンからは、ツアーの様子や学んだことなどが伝わってきました!!
またプレゼンの難しさも同時に思い知らされました。

フィリピン班まで見てから、今後の予定について再び話し合いました。
来週からは今度こそ論文輪読に入ります!!(笑)


4月25日 スタジオ第二回

今回は、映画視聴討議をし、
今後の活動についても話し合いました!

私たちが見た映画は

闇の子供たち
~値札のついた命~



というもの。
監督・脚本は阪本順治
キャストには江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩一らが配されています。

この映画の原作は、梁石日の同名の小説で
解放出版社および幻冬舎から出版されています。

話の内容を詳しく書くことはできませんが
この映画ではタイの人身売買、幼児売春問題などが扱われています。
タイと日本、二つの舞台を行き来しながら
様々な人間の感情、そして現実が描かれます。
日本人の子供の命を救うために
タイの子供の命が奪われてもいいのか・・・?
そういった様々な問いを視聴者に投げかけます。

視聴後にそれぞれ感想を述べたのですが

「他人事ではなく、身近な問題だと感じた」
「問題を解決するためには、根本的に構造を変えなければいけない
「自分が親だったら、いけないことと知っても
 自分の子供を救いたくなる気持ちはわかる

など、個々人が感じた思いを共有しました。


さて、討議が終わってからは
今後の予定について話し合い
来週からは論文輪読を始めよう、ということになりました^^



4月18日 スタジオ第一回

今日が初めてのスタジオです!
メンバー全員が顔を合わせるのは初めて、ということで
みんなどことなく緊張の面持ち・・・><

というわけでまずは自己紹介!
全員の顔と名前を覚えよう!ということで

「〇〇と××と%%の隣の☆☆です!」

という形で順番に自己紹介していきました^^
しかし総勢20名+先生もいるので
最後に向かうほど大変なことに・・・(笑)
結局最後の方はみんなで声を合わせて言いました!


さて、そこからお昼を挟みつつ
今後のスケジュールの確認と
これからやりたいことの整理をしました!

①二つのグループに分かれ
②ポストイットに各自のやりたいことを書いて、模造紙に貼る
③貼られたものを分類
④そこから計画を立てる

といった手順です。
で、こんな感じになりました♪

~チームα~



  国内を知る               <他>
↓  原発                 ・言語学習
  外国を知る                  →他言語を用いた討論
↓  文化・論文・映画           ・現地の人との交流
  Output                  *国際協力機関への参加
↓  コミュニケーション力・プレゼン力
  GOAL                親睦会しましょう♡
   映像にまとめる



~チームβ~

[]学外活動               []学内活動

・ザビエル系(広報)           ・メーリス作成

children               ・ability育成

  教育・写真集作成           ・ザビエル系

・イッテQ                ・ゲーム(貿易ゲームなど)

  南米へレッゴー            ・語学

・東北関連                ・メディア

・支援                  ・文化に親しむ(衣食住)

  ミタイ基金 etc.

・学校建設

~共通点~


easy メーリス 座学 語学 南米イッテQ 学校建設 →difficult

     親睦会              (100万円以上貯金)


*ちなみに「ザビエル」というのは
 宣教師ザビエルのように(?)
 世間に広める活動をしよう!という意味が込められています♪


みんなやりたいことがたくさんあるので
模造紙がいっぱいになりました!!
上を見てもわかるように
本当に盛りだくさんです!!
そして全員の意見を集約して
目標として掲げられたのが

「パラグアイに学校を建設する!!」

それにむけて資金調達をしたり、様々なことを学んだり、
それ以外にも国内にも目を向けて学習する、など
幅広く活動していきたいと思います!

2012年5月15日火曜日

団体紹介

こんにちは!
私たちは・・・

横浜国立大学 教育人間科学部 人間文化課程 2年生
国際社会学スタジオです!!

こんな長ったらしい名前を聞いても
何をやっているんだろう?と思うだけですよね(笑)
簡単に説明します^^

私たちの学科、人間文化課程には
「スタジオ」という授業があります。
要はゼミのようなグループワークです。

そして、この国際社会学スタジオでは
南米研究を専門としていらっしゃる先生のもと
20名(男子10名、女子10名)で4月から活動を始めました\(^o^)/

実は私たちが学科の一期生で
スタジオ自体も初の試みなので
いったいこの先どうなるのかわかりません(笑)
しかし、その分多くの可能性を秘めていると信じて
活動をしていこうと思っています!!
よろしくお願いします!!