11月分と12月分はまとめて紹介します!
3年生就活組は11月から徐々に準備が始まり、
セミナーに参加する人もちらほら。
筆者も参加が難しくなってきました><
そんな中ですが、論文輪読が始まりました。
課題図書は
『援助と社会関係資本 — ソーシャルキャピタル論の可能性—』
佐藤 寛,日本貿易振興会アジア経済研究所 (2002)
この本に決まった理由は、
パラグアイ渡航組がコミュニティ支援について学びたいと考えたからです。
議題となっている社会関係資本(ソーシャルキャピタル)とは・・・
「ネットワーク」「信頼」「規範」などを資本と考えることにより、
それが社会で形成、蓄積されると捉える概念です。
まさにコミュニティがこれに当たります。(日本でいうところの自治会。)
「個人に協調行動を起こさせる社会の構造や制度」(コールマン)だと言われています。
この「資本」という画期的な概念によって、社会学者、人類学者と経済学者の間に
これまでになかった共通の議論の場が形成されるようになりました。
90年代後半から始まった社会関係資本を巡る議論は、
以下のような流れで進んできました。
J・コールマン、R・パットナム、F・フクヤマが基礎となる議論を展開
↓
世界銀行が途上国開発における重要性を唱え、実用化を目指すように
↓
批判や、定義の曖昧さゆえに混乱が起こる
↓
批判や混乱を超えるアプローチの登場
現在は最後の段階にあたります。
社会関係資本をいかに支援に利用するかを探求していきます。
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