9月12日に横浜国立大学にてアスンシオン国立大学との
学術交流協定の調印式が行われ、
ゴンザレス学長と豊歳パラグアイ大使をお迎えしました。
お二人をお迎えするにあたって、私たちは
大学構内のルートを清掃したり、飾り付けや旗を作ったり
歓迎のための準備を行いました。
特に落ち葉清掃は頑張りました!!
Beforeの写真はないんですが・・・とってもきれいになりましたー\(^o^)/
これは作業中。
どうですか?きれいになりましたーー↓↓
お花で飾り付け~♪
「BIENVENIDO(ようこそ)」の文字が書かれた旗と即席の国旗(もどき)
調印式が行われた後、ゴンザレス学長によるミニレクチャーを受けました。
レクチャーの部屋にはパラグアイの民芸品などが展示されていました。
レクチャーの内容はパラグアイやアスンシオン国立大学に関するもので、
特に印象に残っている内容を挙げると
・パラグアイ西部の国土55%に30万人、東部の国土45%に600万人が住んでいる。
・国の産業のほとんどが農業・牧畜。
・国の成長率の数値が操作されている??
・パラグアイでは水力発電のみで電力をまかなっている。
・中等教育を受けた人の約20%だけが大学に進学する。
・大学は12学部76コースあり2013年には80コースに。
・大学志願者の約半分が入学。
学生からは多くの質問が出ました。
短い時間の中でゴンザレス学長は、
それら全ての質問に答えようとして下さりました。
Q:パラグアイの学生は日本に関してどれほど知識はあるのか。
A:パラグアイではかつて日本人の移民による農業が行われており、今でもその名残がある。
Q:パラグアイでは電力の100%を水力発電で賄っているが、それは可能なのか。日本では考えられないこと。
A:ブラジルとアルゼンチンそれぞれの国境にあるダムによる水力発電で作られる電力のうち、パラグアイで使うのは約2%だけで残りは輸出している。
Q:私たちは国際協力や開発支援を学んでいるが、アスンシオン大学でも同じような内容を学べるのか。また、今回の協定が結ばれたことで、どのような交流ができるのか。私たちはパラグアイに学校を建設するプロジェクトを掲げているので、アスンシオン大学の学生と協力できたらいいと思う。
A:アスンシオン大学にも同じようなプログラムがある。例えば、建築学部では家の構造を学ぶために実際に家を建てており、最終的にその完成した家は貧しい人々のために使われている。このプログラムには学生たちは積極的に参加している。
Q:大学への入学志願者のうち約半分が入学している。日本に比べて倍率が低いので驚いた。これはパラグアイでは大学に進学するのは一般的でないなどの、パラグアイ人の教育に関する考えなどが関係しているのか。それとも経済的要因なのか。
A:日本に比べてパラグアイは人口も少ない。それが大きな原因。学部によって入りやすさは違う。医学部など理系の学部は入りにくい。社会学部などは比較的入りやすい。
ゴンザレス学長はひとつひとつの質問に丁寧に答えて下さり、
とても興味深いお話を聞くことができました。
最後に私たちは学長に甚平と扇子大使には花をプレゼントし、
来年の夏にパラグアイへ訪問することを約束しました。
協定を結んだことで今後パラグアイの学生との交流や
学校建設などで協力できればいいと思います。